こんにちは、こまひつじです。
お仕事をされている中で、
- 「なんだかなぁ…」
- 「言ってることは解るが、納得いかない」
といった「違和感」を感じたこと、ありませんか?
それは自分の価値観と職場との“ズレ”が、
少しずつ表面化してきたサインかも。
今回は、育休復帰前の面談において、
実際に私が感じた違和感と、
そこから考えた「働き方との向き合い方」、
について整理してみました。
違和感やモヤモヤを言語化することで、
自分の価値観が明確になり、
会社と相談する場合や、
転職活動をする際に、役に立ちますよ。
育休復帰前の面談で起きたこと
私は現在、3人目の育休中。
早いもので残り半年を切りました。
復帰後は、これまでと同じ働き方は難しい…
毎日の送迎や子どもとの時間を確保するには、
時短や柔軟な対応が必要だ!
と考え、働き方の見直しをしています。
すでに転職活動も始めていますが、
まずは今の会社と相談し、
現職で解決しないか話し合う必要があります。
今回、大まかな要望を予め上司に送り、
会社を訪問し、面談することになりました。
復帰相談の流れ

面談は直接の上司ふたりと行い、
私からは復帰にあたっての要望と、
その理由・背景を伝えました。
これまではフルタイムでの外回りが中心。
現場対応の関係で定時を過ぎることも多く、
土日に出勤も(代休は平日に取得可能)。
早朝に家を出たり、
帰宅が遅くなることも増え、
育児との両立は難しいと感じています。
そういった現状や、
私の考えを直接伝えました。
面談の結果と、違和感。
結論として、
内勤への異動や時短勤務には応じかねる、
との回答が、「その場で」ありました。
代わりに提案されたのは、
復帰前と同じ外回り業務をベースに、
少しだけ内容を調整するという案。
…まず、この時点で感じたのは、
「結論、出すの早くない?」
という違和感です。
こちらから伝えた希望や考え方に対し、
「どうすり合わせていくか」
という話し合いではなく、
最初から答えが出ていた印象を受けました。
会社としての都合は、
もちろんあると思います。
ですが、
働き方をどうしていくか相談するつもりが、
「すでに会社としての方針は固まっていて、
この面談はそれを伝える場だったのか…」
そんなふうにも感じてしまいました。
この「小さなひっかかり」をきっかけに、
あとから内容を整理していく中で、
違和感はだんだんと大きく、
明確になっていきました。
違和感の正体を考える

なぜモヤモヤするのか
この違和感…つまり、
私と会社の「価値観の大きなズレ」こそが、
モヤモヤの正体です。
面談での言葉のひとつひとつから、
それは強く感じました。
たとえば——
- 「奥さんの働き方を変えられないのか?(専業主婦という選択肢)」
- 「男親が家庭に居てもしようがない、男性のほうが体力・精神的にも働ける。」
- 「子どもとの関わりは、平日の夜や休日だけでは足りないのか?」
- 「これからお金がかかるのだから、今は稼ぐことを優先すべきだよ。」
こうした発言の背景には、
「男性は仕事、女性は家庭」
といった価値観が根強くあるように感じました。
ただ、それは意図的な性別役割の押しつけではなく、
会社の歴史や上司自身の経験ーー
「自分がそうだった」
「それで家庭も仕事も回ってきた」
という事に基づいた“当たり前”なのだ、
と思います。
そうした価値観を、
否定したいわけではありません。
多くの家庭で機能してきたのも、
事実だと思います。
それでも私は、
子育てにも主体的に関わりながら、
働く道を選びたいのです。
この価値観のズレと、
すり合わせの余地がない事。
これこそが、私のモヤモヤの核心でした。
私の価値観とは
私が大切にしている価値観は、
- 家族の「幸せ」と「安心」を守ること
- 子供と主体的に関わる「時間」と「質」を確保すること
- 性別にとらわれず、夫婦で公平に役割分担すること
が軸になっています。
もう少し、詳しくお話ししますね。
1.家族の「幸せ」と「安心」を守る
- 子どもの急なケガや体調不良の際に、私自身がそばにいて支えたい
- 子どもに「大人が苦労して働く姿」を見せたくない
- 「忙しそう」と思って我慢してしまう、ということは避けたい
2.子供との「時間」と「質」を確保する
- 平日の夜や休日だけではなく、日常的に子どもと向き合う時間を十分に持ちたい
- 保育園の送迎をしたり、遊び相手が出来なくても「その場にいる」ことが大事
3.夫婦で公平に役割分担をする
- 子育てに性別はなく、片方が仕事、片方が家庭と二分化するのは不自然
- 役割はバランスよく臨機応変に分け、夫婦が余裕をもって育児に関われるようにしたい
今回の事をきっかけに言語化することで、
私の価値観には、
家族、子供と主体的に向き合う事、
これが中心にあるのだと、
改めて認識できました。
このズレにどう向き合うか

考えられる選択肢
方法としては、以下の3つが考えられます。
1.会社からの提案を受け入れる
自分の譲れる範囲を明確にし、
会社の方針に沿って働く。
2.さらに交渉を重ねる
互いの妥協点を探り、
自分の希望をあらためて伝え、
すり合わせを続ける。
3.転職する
根本的な価値観の違いが解消しない場合、
同じ想いを尊重してくれる職場へ、
ステップを踏み出す。
ーー私自身もこれまでは、
1.や2.の方法でやり過ごしたことが、
何度かあります。ですが今回は、
それでは解消できない深いズレを感じ、
3.の道を選ぶ決心をしました。
私の結論:転職活動を進める
今回の件を通して、
会社や上司との価値観のズレが大きく、
このままではモヤモヤが解決できない。
そう判断しました。
ただ、いきなり退職しての転職は、
当然、リスクがあります。
なので私としては、
まずは転職活動から初めて、
次のステージを模索していきます。
(転職活動の具体的な進め方や結果は、
次回の記事でお伝えしますね)
まとめ

いかがでしたか?
今回は私の実体験…
育児と働き方の価値観の違いでしたが、
それ以外でも、働く中での違和感は、
誰でも感じることはあると思います。
そんな時は一度、
その「モヤモヤ」や、ご自身の「価値観」を、
言語化してみてはいかがでしょうか。
今回はこのあたりで。
では、また。
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