震災に触れた記事になります。苦手な方は閉じて頂いて構いません。
ご無沙汰しております。こまひつじです。
子供たちから濃縮された強烈な風邪をもらっていました。
皆様もご注意を。
さて、昨日は2025年3月11日。
「東日本大震災」と命名された大地震から、早いもので14年が経ちます。
実は私、岩手県の内陸出身です。
ですが、震災の時には京都に住んでいました。
今日書く記事は、「あの時」を体験したわけでもない、
遠く離れた地から、生まれ故郷で起こっていることを傍観することしかできなかった私が、
今なら少しだけでも残すことが出来るだろうと、まとめるものです。
- 東日本大震災の、発生時から起きたことを時系列で整理。
- 当時の私を振り返って。
- おまけ。
今回のコチラの記事は、
これから起こり得る災害で役に立つ知識を伝えるものではありません。
けれど14年たった今こそ、3月11日がどういう日なのかを伝えたいです。
過去最大の巨大地震。
地震と津波の発生
2011年3月11日、14時46分。
岩手県の三陸沖を震源とする、マグニチュード9.0、最大深度７の地震が発生。
震源の深さは約24Km。日本の観測史上で最大となる巨大地震です。
同時に大規模な津波が発生。
東北地方の太平洋沿岸部を中心に、壊滅的な被害をもたらします。
津波高は岩手県大船渡で16.7m（痕跡から推定）。
局所的に、特に三陸地方などは地形＝リアス式海岸の影響で、
非常に高い津波を観測しました。
遡上高（陸地を駆け上がった津波の最高到達点）は40.5m。
こちらも国内観測史上最大となります。
浸水範囲は青森県から千葉県にかけて、６県で561km²。
山手線内側の約8倍の面積に相当するそうです。
被害状況（2024年時点）
- 人的被害: 死者19,747人、行方不明者2,556人。多くの死者が津波によるものでした。
- 避難者数: 発生直後は最大約47万人、2024年で約28,808人が避難生活を続けています。
- 建物被害: 全壊・半壊合わせて約40万棟以上が被害を受けました。
福島第一原子力発電所事故
地震と津波により、福島第一原子力発電所でメルトダウンが発生。
これにより広い範囲が放射能汚染され、大規模な避難や除染作業が行われました。
当時の政権を担っていた民主党の迷走ぶりは、長年にわたり批判を受けていましたが、
この経験を踏まえ、原発の安全対策や、危機管理体制の見直しも進められたそうです。
その後、10年以上をかけて復興へと向かいます。
2025年度は、5年間の「第二期復興・創生期間」の最終年度となり、
新たな産業振興や地方創生の実現を支援する方針。
まだ復興は続いていると言えそうです。
あの時を振り返って
当時、私は。
この東日本大震災の年には、私は大学生の弟と、京都に住んでいました。
しかし偶然、弟だけが実家に里帰りしており、両親と共にこの大地震を経験しています。
私はマンションの５階の部屋にいて、珍しく大きく揺れたので何事かと思っていましたが、
その時は東北の方が震源地であることぐらいしか解りませんでした。
夕方改めてネットを調べると、広範囲で甚大な被害が出ていることを知り、
地震のニュースと共に目にしたのは、津波の映像でした。
迫りくる波、「逃げて！」という叫び声。
恐ろしく感じたのは、じわじわと這い寄るように水が流れてきて、
ある瞬間に、一気に流れ込んできた様子です。
ただ、生まれた故郷で起こっていることなのに、遠く実感が湧かなくて、
両親の話を聞いてやっと、現実味を帯びた感じです。
実家付近の様子。
実家は岩手県でも内陸部だったので津波の被害はありませんでしたが、
かなり大きく揺れたとの事。
その後大変だったのは、ひたすら長く続く余震に加え、停電。
食料や物資も滞り気味で、かなり精神的に厳しかった様です。
最後に
整理しながら書いていて、当時の映像をちょっと思い出し、少しナーバスになりました。
読まれた方も、良い気持ちでありませんよね。すみません。
最後に。
いつ、どこで大きな災害が起こるかわかりません。
日ごろから備えておく必要がありますね。
我が家は５人家族、子供もまだ小さいです。
いよいよ本気で、防災バッグや避難場所の確認など、徹底しなきゃないですね。
お付き合いありがとうございました。
では、また。
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